高齢者に高反発マットレスがおすすめな理由とは
高反発マットレスが最もおすすめの世代は高齢者
高反発マットレス以外にも寝具やベッドは数多く販売されています。
寝心地を決める大きな要素である体圧分散性を考えれば、高反発マットレスよりも優れた寝具やマットレスは存在します。
値段さえ気にしなければ体圧分散性に優れた寝具はいくらでも見つかります。
高額になればなるほど体圧分散性に優れていて、その分表面はよりソフトになっていきます。
確かに不要な寝返りは劇的に減るかもしれません。
ただ、問題はバランスです。
体圧分散性に優れた寝具やマットレスは基本的に表面が柔らかく、身体は沈みこみます。
昔の柔らかいベッドとは異なり、お尻だけが下がるということはなく、身体全体が均等に沈み体圧を分散するのです。
その結果、部分的な圧迫が減り血流がよくなり、不要な寝返りが減り、熟睡できるというメカニズムです。
もちろんそれは大変結構なことですが、体力の落ちた高齢者にとっては重大な欠点もあります。
それは数は少なくなるとはいえ、柔らかい分だけ寝返りがしにくくなること。
砂浜を走りにくいのと同じです。
体力のない高齢者にとって、寝返りがしにくいマットレスはかなりの負担となります。
低反発などは高齢者が最も寝返りしにくい素材で、体圧分散性に優れてはいても高齢者におすすめできません。
たまにしか使用しないものならまだしも、毎日使用する寝具ですから負担はかなり大きいと考えてください。
だいぶ引っ張りましたが、高齢者に高反発マットレスがおすすめの最大の理由が「寝返りのしやすさ」です。
そして不要な寝返りを減らすための多少の体圧分散性を備えているところです。
つまり、「寝返りのしやすさ」と「体圧分散性」のバランスが抜群なのです。
硬すぎず多少の沈みこみがあり、高反発高反発マットレス素材が寝返りを助けてくれる。
これはなかなか他の寝具やベッドにはない優れた特長です。
また、高反発素材はウレタンやラテックスなど他にもありますが、体圧分散性はあまり期待できません。
しかも高反発マットレスと比較すると通気性にも難があります。
高反発マットレスと多少の体圧分散性を持ち、寝返りはしやすく、通気性も抜群です。
高反発マットレスは体力のない高齢者にとって最も理想的な寝具だと言っても過言ではないでしょう。